【配当金だけでFIREは無理?】年間140,000円のリアル失敗ポートフォリオを徹底解説!
「配当金だけでFIREしたい!」そう思って株式投資を始めた方は多いのではないでしょうか。
でも、夢だけで組んだポートフォリオは、現実の厳しさを突きつけてきます。
今回は、実際にFIREを目指して構築されたある投資家の年間配当140,907円、総取得額約600万円というポートフォリオを例に、どこがダメだったのか?なぜFIREに失敗する構成なのか?を徹底解説します。
「配当で生きる」は魅力的ですが、戦略を間違えると数百万円の資金が“お小遣いレベル”の収益にしかなりません。
この記事を通して、FIREを目指す方にとって本当に必要な視点と戦略をお届けします。
📉ダメポイント①:利回りが低すぎる=時間がかかりすぎる
このポートフォリオは、総取得額6,012,633円に対して年間配当金140,907円。
計算すると、利回りはたったの2.34%しかありません。
銀行預金よりはマシですが、FIRE(経済的自立)を目指すには致命的な数字です。
仮に年間300万円の配当が必要なら、同じ利回りで達成するには約1.28億円が必要になります。
これはFIREではなく「老後資金」レベル。
時間をかけて築く投資なら、最低でも4〜5%以上の利回りは必要です。
ちなみに、「老後にいくら必要か?」を具体的に知っておくと、配当戦略の現実性も見えてきます👇
👉【老後資金はいくら必要?年代別シミュレーション】
🥒ダメポイント②:銘柄の偏りがリスクを増幅
このポートフォリオの中身を見てみると、ブロンコビリーとあさひの2社だけで、配当金の57%を占めています。
つまり、「焼肉と自転車」でFIREしようという構成。
ネタとしては面白いですが、分散投資とは真逆のハイリスク構成です。
もしどちらかの企業が減配・無配に転じたら、年間配当が一気に半減する恐れも。
FIREを目指すなら、最低でも10社以上に分散した安定ポートフォリオが理想です。
🪙ダメポイント③:増配期待も利回りも中途半端
米国株のIBMやコカ・コーラ(KO)なども含まれてはいますが、全体的に地味な利回り。
これらは確かに安定感のある高配当株ですが、今後の増配率や利回りのインパクトが小さいため、FIRE向けではやや物足りない構成です。
また、国内株も優待狙いに偏っており、「配当で生きる」には設計が甘いのが現実。
増配傾向の強い銘柄やETFを積極的に取り入れる必要があります。
もし「失敗しない高配当株投資」の選び方が気になる方は、以下の記事で2025年版の最新戦略を解説しています👇
👉【2025年版】高配当株投資で資産形成!失敗しない選び方を解説
🧠賢い人はこうする!FIREに近づく代替ポートフォリオ戦略
配当でFIREを目指すなら、次のような構成が現実的かつ効率的です👇
- 利回り4〜5%以上の高配当銘柄を中心に組む
- 商社株(伊藤忠・三菱商事など)で安定+増配を狙う
- 米国高配当ETF(VYM, HDV, SPYDなど)を活用して分散&インカム強化
- 優待株は「おまけ」として組み込み、過信しない
- 年に数回はポートフォリオの見直しを行う
長期的に安定した配当を得るには、企業の成長力や財務の健全性も重要なチェックポイントです。
🎯まとめ:配当でFIREは甘くない。だからこそ“設計力”がすべて
配当投資は確かに魅力的で、再現性も高い戦略ですが、「夢だけ」で設計されたポートフォリオはすぐに限界がきます。
年間配当300万円以上を目指すには、銘柄選定・利回り・分散・増配の視点が必須です。
今の配当収入に満足できない方は、一度ポートフォリオをゼロベースで見直すのが正解。
FIREの第一歩は「現実を知ること」から始まります。
🔥より現実的で実現性の高いFIRE戦略を学びたい方は、こちらの記事も参考にしてください👇
👉【FIREとは何か?最短で経済的自立を目指す戦略】
📘もっと深く「FIREの本質」や戦略を学びたい方へ、おすすめの一冊をご紹介します👇
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